抵抗の極性(向き)について!

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この記事では抵抗の極性(向き)について

  • 一般的な抵抗の極性(向き)
  • 集合抵抗の極性(向き)

などを図を用いて分かりやすく説明するように心掛けています。ご参考になれば幸いです。

抵抗の極性(向き)

抵抗の極性(向き)

最初に結論を言うと、通常の抵抗には極性はありません。

そのため、基板に抵抗を実装するとき、どの向きで実装しても問題ありません。電解コンデンサのようにプラス(+)とマイナス(-)を意識する必要がありません。

ただし、抵抗の向きを揃えると、カラーコードが読みやすくなります。

例えば、抵抗を立てて実装する場合には、上から下にカラーコードを読むようにします。また、抵抗を寝かせて実装する場合には、左から右、上から下にカラーコードを読むようにします。

このように基板内で抵抗の向きを統一しておくと、回路をチェックしやすくなります。

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カラーコードは抵抗値や誤差を色で表現したものです。カラーコードについて詳しくは下記の記事で説明していますので、ご参考になれば幸いです。

集合抵抗の極性(向き)

集合抵抗の極性(向き)

先ほど、通常の抵抗には極性(向き)がないと言いましたが、例外があります。

一端がコモン端子になっている集合抵抗などには向きがあります。

一端がコモン端子になっている集合抵抗を使用する際、抵抗の向きを逆にすると、抵抗値が異なってしまいます。

例えば、各抵抗値が100Ωで6ピンの集合抵抗があるとします。

ある基板で1-2ピン間の抵抗値を用いる時、通常の向きだと100Ωになりますが、抵抗を逆向きで実装すると5-6ピン間の抵抗値となってしまうため、200Ωになってしまいます。

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集合抵抗は複数の抵抗を1つにまとめた抵抗器です。ネットワーク抵抗とも呼ばれています。『集合抵抗』などの様々な抵抗については下記の記事で詳しく説明しています。興味のある方は下記のリンクからぜひチェックをしてみてください。

まとめ

この記事では抵抗の極性(向き)について、以下の内容を説明しました。

  • 一般的な抵抗の極性(向き)
  • 集合抵抗の極性(向き)

お読み頂きありがとうございました。

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