この記事ではLTspiceの「Move」と「Drag」について説明します。
LTspiceの「Move」と「Drag」について
LTspiceでは配置した部品を移動させるときに、「Move」か「Drag」を使用します。
LTspiceのツールバーにおいて開いた手が「Move」、閉じた手が「Drag」です。
補足
メニューバーの「Edit」にも「Move」と「Drag」があります。
「Move」と「Drag」の使い方と違い
- ツールバーまたはメニューバーの「Move」か「Drag」を左クリックすると移動モードになります(ショートカットキーのF7(Move)かF8(Drag)でも可能です)。この時、「Move」だとマウスが開いた手、「Drag」だと閉じた手になります。
- 移動させたい部品の上にマウスを持っていきます。
- 左クリックして部品を選択し、マウスを移動させます。マウスを移動させると、選択した部品が移動します。この時、「Move」だと部品のみの移動します。一方、「Drag」だと結線関係を保持したまま移動します。なお、「Drag」だと、配線が斜めになるので、注意しましょう。
- 移動した後、再び左クリックをすると、「Move」だとマウスが開いた手、「Drag」だと閉じた手に戻ります。
- この状態で、「右クリック」か「ESC」を押してキャンセルを押すと、移動モードから抜け出します。
なお、範囲を指定して移動をさせることも可能です。範囲指定の起点で左クリックを押しながら、マウスを移動させ、範囲指定の終点でマウスを離します。
まとめ
この記事ではLTspiceの「Move」と「Drag」について、以下の内容を説明しました。
当記事のまとめ
- 「Move」と「Drag」のツールバーの場所とメニューバーの場所
- 「Move」と「Drag」の使い方と違い
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