この記事では、デジタルトランジスタのデータシートに記載してある『入力オン電圧VI(ON)』と『入力オフ電圧VI(OFF)』について
- 『入力オン電圧VI(ON)』と『入力オフ電圧VI(OFF)』の意味・データシート上での値
などを図を用いて分かりやすく説明しています。
デジタルトランジスタのデータシート(入力電圧)
データシートには下図のように、入力電圧VIにおいて、入力オン電圧VI (ON)と入力オフ電圧VI (OFF)が定義されています。
入力オン電圧VI (ON)は最小値、入力オフ電圧VI (OFF)は最大値に数値が記載されているのが一般的です。
デジタルトランジスタの入力オン電圧と入力オフ電圧
入力オン電圧VI (ON)MIN以上ではデジタルトランジスタ(デジトラ)はオン状態、入力オフ電圧VI (OFF)MAX以下ではデジタルトランジスタ(デジトラ)はオフ状態になります。
入力オン電圧VI (ON)MINと入力オフ電圧VI (OFF)MAXの間の領域は不定領域でデジトラはオンかオフか分からない領域になります。
では入力電圧VIを増加、減少した時にデジトラがどのような動きをするのかを見ていきましょう。
- 入力電圧が入力オフ電圧VI (OFF)MAX以下ではデジトラはオフを維持しています。
- 入力電圧が入力オフ電圧VI (OFF)MAXを超えると、デジトラは不定領域に入り、オンしている可能性があります。
- 入力電圧が入力オン電圧VI (ON)MIN以上ではデジトラはオンになっています。
- 入力電圧が入力オン電圧VI (ON)MINを下回ると、デジトラは不定領域に入り、オフしている可能性があります。