ヒューズ抵抗のデータシートを見ると、最高開回路電圧という項目があります。この記事ではこの最高開回路電圧について説明しています。
最高開回路電圧とは
最高開回路電圧は、抵抗が挿入されている電気回路において、抵抗が開放状態(オープン状態)になったとき、抵抗の端子間に印加することのできる電圧の最大値です。
この最高開回路電圧は『データシートに記載されている値』または『定格電圧の30倍の低い方の電圧』としています。
なお、最高開回路電圧は英語では「Maximum Open-Circuit Voltage」と書きます。
電気回路の異常時(例えば、MOSFET等の半導体がショートなど)により、抵抗に過電流が流れると、抵抗が断線して、開放状態となります。この状態で高い電圧が印加されると、アーク現象が生じる可能性があります。このアーク現象を防止するために、最高開回路電圧以下で使用することが必要となります。
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