この記事ではリレーについて
- 『動作時間』・『復帰時間』・『バウンス時間』
を図を用いて分かりやすく説明しています。
『動作時間』・『復帰時間』・『バウンス時間』
リレーの関連用語として、『動作時間』と『復帰時間』と『バウンス時間』があります。各時間が何を示しているのかを以下に示します。
動作時間
動作時間はリレー内部のコイルに定格電圧を印加した時点から、接点が動作する(『a接点が閉じる』か『b接点か開く』)までの時間です。
英語では「Operate Time」や「Operating Time」と書きます。
接点を複数個持つリレーの場合、何か指定がなければ、一番遅い接点が動作するまでの時間となります。
復帰時間
復帰時間はリレー内部のコイルから定格電圧を取り除いた時点から、接点が復帰する(『a接点が開く』か『b接点か閉じる』)までの時間です。
復旧時間とも呼ばれており、英語では「Release Time」と書きます。
接点を複数個持つリレーの場合、何か指定がなければ、一番遅い接点が復帰するまでの時間となります。
バウンス時間
バウンス時間はリレーの動作時や復帰時において、「可動部分(接極子)が鉄心やバックストップへの衝突」、「接点相互の衝突」、「振動」などによって生じる接点間の異常な間欠開閉現象の継続時間です。
接点バウンス時間とも呼ばれており、英語では「Bounce Time」と書きます。
補足
- 『動作時間』と『復帰時間』は『バウンス時間』を含みません。
- a接点とは「コイルに電流を流すとNO端子とつながりON状態となる端子」であり、b接点とはコイルに電流を流すとNC端子から離れてOFF状態となる端子です。詳しくは以下の記事で説明していますので、参考にしてください。
【リレー】「a接点」・「b接点」・「c接点」の違いや記号について!
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まとめ
この記事ではリレーついて、以下の内容を説明しました。
当記事のまとめ
- 『動作時間』・『復帰時間』・『バウンス時間』
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