【電圧と起電力の記号】『V』と『E』の違いとは?

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電気の勉強をしていると、電圧や起電力の記号をV』で表している場合E』で表している場合がありますよね。これらの違いはご存知でしょうか。

この記事ではこの違いについて説明しています。

【電圧と起電力の記号】『V』と『E』の違い

【電圧と起電力の記号】『V』と『E』の違い

『V』と『E』の記号は厳密には以下のように使い分けます。

  • V』の記号
  • 電圧・電圧降下・電位差を表す場合に用います。『V』は電圧(Voltage)の頭文字となっています。例えば、抵抗に電流が流れると両端に電圧が生じます。この時の電圧の記号には『V』(または小文字の『v』)を用います。

  • E』の記号
  • 起電力を表す場合に用います。『E』は起電力(Electro Motive Force)の頭文字となっています。起電力は『コイルの誘導起電力』や『化学反応による電池の起電力』などがあります。この時の電圧の起電力の記号には『E』(または小文字の『e』)を用います。

このように『V』と『E』の記号を厳密に区別すると上記のようになりますが、現在はあまり区別されず好みで使用していることが多いそうです。

ただし、電磁気学の世界では電界(電場とも呼ばれる)の記号で『E』を用います。そのため、『E』の記号を用いると、電界(電場)なのか電圧なのか起電力なのか混乱すると思いますので、『E』の記号を用いる場合には『E:電圧 or 起電力』のように付記することをオススメします。また、『E』の記号はエネルギー(例えば、E=mc2)でも使われています。

このように、『E』は電界やエネルギーの記号でも用いられており、電圧や起電力の記号に『E』を用いると混乱する場合があるため、当サイトでは電圧や起電力の記号はなるべく『V』を使用しています。

補足

全然関係ないですが、電気の世界では、(数学の)虚数単位を『i』ではなく『j』と書きます。これは、電流の記号は『i』または『I』であり、虚数単位との混同を避けるためです。

まとめ

この記事では電圧と起電力の記号について、以下の内容を説明しました。

  • 【電圧と起電力の記号】『V』と『E』の違いについて

お読み頂きありがとうございました。

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