【ゲート駆動回路】 ICの消費電流によって生じる消費電力

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ゲート駆動回路による消費電力には、MOSFETを駆動する時に発生する消費電力(ドライブ電力)以外に、ICの消費電流によって発生する消費電力があります。
今回は消費電流によって発生する消費電力について説明します。

ICの消費電流とは

ICの消費電流とは
消費電流とはICを動作させるために必要なIC単体で消費する電流のことです。ICが動作していない状態でも常に流れています。

消費電流は英語では『Current Consumption』と言います。そのため、一般的に消費電流の変数はICCで表すことが多いです。

ICの消費電流によって生じる消費電力

消費電流ICCによって生じる消費電力PCCの式は、ICの入力電圧をVDDとすると

\begin{eqnarray}
P_{CC}=I_{CC}V_{DD}
\end{eqnarray}

と表すことができます。
したがって、MOSFETを駆動させていない待機時に発生する消費電力の削減には、少ない消費電流ICCの製品を選択し、ICの入力電圧VDDを低くすることが必要ということになります。

MOSFETを駆動する時に発生する消費電力(ドライブ電力)については以下を参照してください。
【ゲート駆動回路】ゲート抵抗と駆動ICの消費電力の式・計算方法

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