この記事では「ノーマリーオープン」と「ノーマリークローズ」について
- 「ノーマリーオープン」と「ノーマリークローズ」の違い
などを図を用いて分かりやすく説明するように心掛けています。ご参考になれば幸いです。
「ノーマリーオープン」と「ノーマリークローズ」の違い
まず簡単に説明すると、「ノーマリーオープン」と「ノーマリークローズ」の違いは下記となっています。
- ノーマリーオープン
- 通常時(信号を与えていないノーマルな状態)において、接点が開いている状態(オープン状態、オフ状態)になる機構です。信号を与えると、接点が閉じて、オン状態になります。
- ノーマリークローズ
- 通常時(信号を与えていないノーマルな状態)において、接点が閉じている状態(クローズ状態、オン状態)になる機構です。信号を与えると、接点が開いて、オフ状態になります。
では次に、「ノーマリーオープン」と「ノーマリークローズ」についてもう少し詳しく説明します。
「ノーマリーオープン」とは
ノーマリーオープンは、通常時(信号を与えていないノーマルな状態)において、接点が開いている状態(オープン状態、オフ状態)であり、信号を与えると、接点が閉じる状態(クローズ状態、オフ状態)になる機構です。
通常時(信号を与えていないノーマルな状態)において、接点が開いている(オープン状態)なので、「ノーマリーオープン」と呼ばれています。
図で説明すると、上図の場合、スイッチを押していない時(通常時)では、接点が開いているため、LEDが消灯していますが、スイッチを押すと、接点が閉じてLEDが光ります。これは、ノーマリーオープンのスイッチとなります。
ノーマリーオープンは「ノーマルオープン」、「ノーマリーオフ」、「ノーマルオフ」とも呼ばれています。また、回路図上では、「N.O.」や「NO」と記載されます。また、ノーマリーオープンの接点は「A接点」と呼ばれています。
「ノーマリークローズ」とは
ノーマリークローズは、通常時(信号を与えていないノーマルな状態)において、接点が閉じている状態(クローズ状態、オン状態)であり、信号を与えると、接点が開く状態(オープン状態、オフ状態)になる機構です。
通常時(信号を与えていないノーマルな状態)において、接点が閉じている(クローズ状態)なので、「ノーマリークローズ」と呼ばれています。
図で説明すると、上図の場合、スイッチを押していない時(通常時)では、接点が閉じているため、LEDが光っていますが、スイッチを押すと、接点が開いてLEDが消灯します。これは、ノーマリークローズのスイッチとなります。
ノーマリークローズは「ノーマルクローズ」、「ノーマリーオン」、「ノーマルオン」とも呼ばれています。また、回路図上では、「N.C.」や「NC」と記載されます。また、ノーマリークローズの接点は「B接点」と呼ばれています。
まとめ
この記事ではこの記事では「ノーマリーオープン」と「ノーマリークローズ」について、以下の内容を説明しました。
- 「ノーマリーオープン」と「ノーマリークローズ」の違い
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