コネクタには流すことができる電流値(定格電流)があります。
この記事では、『コネクタの定格電流』について図を用いて分かりやすく説明するように心掛けています。ご参考になれば幸いです。
コネクタの『定格電流(許容電流)』
コネクタの定格電流(許容電流)は1端子あたりに流せる電流値です。
コネクタに流れる電流が大きくなると、コネクタの温度が上昇します。コネクタの定格電流は、通電時の温度上昇によって決まっています。各メーカーにより定義が異なりますが、「端子の温度が20℃または30℃上昇する電流値」を定格電流を定義していることが多いです。
また、上図の表に示しているのは、JST製PSIコネクタの定格電流値です。表から分かるように、「コネクタの極数」と「使用電線サイズ」によって定格電流が異なります。使用電線サイズが同じでも、極数が多い方が、発熱量が大きくなるため、定格電流が小さくなります。
例えば、「4極のPSIコネクタ」に「AWG:#20の電線」を接続している場合、表より、1端子あたりに流せる電流値(定格電流)は6Aとなります。
あわせて読みたい
電線には太さを表す単位があります。
日本ではSQという単位を用いており、アメリカではAWGという単位が用いられています。
SQとAWGについては、下記の記事で詳しく説明しています。興味のある方は下記のリンクからぜひチェックをしてみてください。
【AWGとSQのまとめ】違い・一覧表・換算方法などを解説します!
続きを見る
最後に・・・
当サイトでは電気に関する様々な情報を記載しています。当サイトの全記事一覧は以下のボタンから移動することができます。
また、下記に当サイトの人気記事を記載しています。ご参考になれば幸いです。