この記事ではアキシャル部品とラジアル部品について
- アキシャル部品の特徴と実装方法
 - ラジアル部品の特徴と実装方法
 
などを図を用いて分かりやすく説明しています。
『アキシャル部品』と『ラジアル部品』とは

 上図に示すように、抵抗やコンデンサやダイオード等のリード部品は、リード線の出方によって、アキシャル部品とラジアル部品に分類されます。
補足
- リードがない部品は、チップ部品や表面実装部品と呼ばれます。
 
アキシャル部品

アキシャル部品とは、部品の両端からリードが出ており、そのリードの両端をテープで留めた形で供給される部品のことです。機械実装が可能となっています。
アキシャル部品の実装は以下のように行います。
アキシャル部品の実装
- リードを適当な長さでカットする。
 - リードを曲げて成形する。
 - プリント基板に挿入する。
 - クリンチと呼ばれる「リード曲げ」をすることで部品を固定する。
 
なお、リードの成形には様々な方法があります。昇温が大きいアキシャル部品は部品をプリント基板から浮かせるため、下図のようにリードを曲げたりします。

補足
- アキシャルは英語では「Axial」書きます。意味は「軸の」「軸上の」「同一または共通の軸」「一線に並んだ」です。
 - アキシャル部品はアキシャルリード部品とも呼ばれています。
 
ラジアル部品

ラジアル部品とは、部品の一方向からリードが出ており、そのリードをテープで留めた形で供給される部品のことです。機械実装が可能となっています。
ラジアル部品の実装は以下のように行います。
ラジアル部品の実装
- リードを適当な長さでカットする。
 - プリント基板に挿入する。
 - クリンチして部品を固定する。
 
補足
- ラジアルは英語では「Radial」と書きます。意味は「放射状の」「星形の」のです。
 - ラジアル部品はラジアルリード部品とも呼ばれています。
 
まとめ
この記事ではアキシャル部品とラジアル部品について、以下の内容を説明しました。
当記事のまとめ
- アキシャル部品の特徴と実装方法
 - ラジアル部品の特徴と実装方法
 
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