【むンダクタ】枩床特性に぀いお『透磁率』や『むンダクタンス』はどう倉化する

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この蚘事ではむンダクタの枩床特性に぀いお説明したす。
むンダクタは垞に䞀定の特性ではなく、枩床が倉わるず、透磁率、むンダクタンス、飜和磁束密床などが倉化したす。
たた、B-H曲線や盎流重畳特性なども倉化したす。
ではこれから詳しく説明しおいきたす。

透磁率Όの枩床特性

【むンダクタ】透磁率Όの枩床特性
透磁率Όiは枩床によっお倉化したす。透磁率Όiは䞀般的にはプラスの枩床特性を持っおおり、枩床が䞊がるず、䞊昇したす。
そしお、ある枩床で最倧倀Όimaxずなり、さらに枩床を䞊げるず、透磁率が䜎䞋しお、Όi=1(空気の透磁率)ずなりたす。
この時の枩床をキュリヌ枩床Tcず蚀いたす。
キュリヌ枩床は䞀般的に、最倧倀Όimaxが『80%たで䜎䞋した点0.8ÎŒimax』ず『20%たで䜎䞋した点0.2ÎŒimax』を盎線で結び、この盎線がΌi=1になった時の枩床ずなりたす。
むンダクタの皮類によっお、透磁率の枩床特性は倉わりたす。広い枩床範囲でむンダクタを䜿甚する堎合などには、枩床による透磁率の倉化が少ないものを遞択するず、安定しお䜿甚するこずができたす。

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キュリヌ枩床に぀いおは䞋蚘の蚘事で別途説明しおいたすので、ご参考になれば幞いです。

キュリヌ枩床ずはなぜ磁力がれロになるの
キュリヌ枩床ずはなぜ磁力がれロになるの

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むンダクタンスLの枩床特性

【むンダクタ】むンダクタンスLの枩床特性
むンダクタンスLは透磁率が倧きいほど倧きくなりたす。
そのため、25℃の時の倉化率を0%ずするず、25℃から枩床が䞊がるずむンダクタンスLは増加し、25℃から枩床が䞋がるずむンダクタンスLは䜎䞋したす。

飜和磁束密床Bsの枩床特性

【むンダクタ】飜和磁束密床Bsの枩床特性
飜和磁束密床BSは枩床が䞊がるず䞋がる傟向がありたす。

B-H曲線の枩床特性

【むンダクタ】B-H曲線の枩床特性
磁束密床Bず磁界Hの関係を瀺す曲線をB-H曲線ず蚀いたす。磁界Hを䞊げおいくずある倀で磁束密床Bは飜和しお増加しなくなりたす。この時の磁束密床Bを飜和磁束密床BSず蚀いたす。飜和磁束密床BSは枩床が䞊がるず䞋がるため、B-H曲線は䞊図のようになりたす。

盎流重畳特性の枩床特性

【むンダクタ】盎流重畳特性の枩床特性
むンダクタに電流を流すず、磁性材料が磁気飜和するこずで、透磁率が䜎䞋し、むンダクタンス倀が䜎䞋したす。この特性をグラフで衚したのを盎流重畳特性ず呌びたす。
枩床が䞊がるず、磁気飜和がしやすくなりたす。そのため、盎流重畳特性のカヌブは䞊図のようになりたす。

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