プリント基板の4つの角には作業者が怪我をしないように処理をする必要があります。
この処理のことを面取りとも呼ばれます。
今回、この面取りについて説明します。
プリント基板の面取り(R面取り、C面取り)について
上図にプリント基板を無加工、R面取り、C面取りした時の図を示しています。
面取りには以下のメリットがあります。
- プリント基板を取り扱う作業者の怪我を防ぐ。
- プリント基板がぶつかった際におけるモノの破壊を防ぐ。
- プリント基板が搬送ラインに引っかからず、入りやすくなる。
- 輸送時における衝撃や振動によるプリント基板の欠けを防ぐ。
- 包装材の破損を防ぐ。
一般的にはプリント基板にR面取りを行うことが多いです。
Rは大きい方が良く、R5.0mmが推奨となっています。R5.0mmが厳しい場合にはできる限り大きなRにします。
また、実装基板と捨て基板の両方にRを設けることが一般的となっています。