デジタル回路の勉強をしていると『アクティブハイ(正論理)』と『アクティブロー(負論理)』いう用語が出てきます。これらの用語の違いをご存知でしょうか。
この記事では、
- 『アクティブハイ(正論理)』の意味
- 『アクティブロー(負論理)』の意味
について図を用いて詳しく解説しました。ご参考になれば幸いです。
『アクティブハイ(正論理)』と『アクティブロー(負論理)』の違い
『アクティブハイ(正論理)』と『アクティブロー(負論理)』はデジタル回路で用いる表現です。デジタル回路には以下の2つの状態があります。
- 電圧レベルが高い状態(H:High)
- 電圧レベルが低い状態(L:Low)
『アクティブハイ(正論理)』とは、信号の電圧レベルが高い状態(H:High)の時に『1』や『真(true)』、電圧レベルが低い状態(L:Low)の時に『0』や『偽(false)』を対応させることです。
『アクティブロー(負論理)』とは、信号の電圧レベルが高い状態(H:High)の時に『0』や『偽(false)』、電圧レベルが低い状態(L:Low)の時に『1』や『真(true)』を対応させることです。
分かりやすくまとめると上図に示している表のようになります。
また上図には、LEDを用いた回路を示しています。
左側の回路の場合、端子電圧VAが高い状態になると、LEDが発光するので『アクティブハイ(正論理)』の回路となります。一方、右側の回路の場合、端子電圧VAが低い状態になると、LEDが発光するので『アクティブロー(負論理)』の回路となります。
直観としては電圧が高い状態(H:High)が『1』や『真(true)』である『アクティブハイ(正論理)』の方が理解しやすいと思います。
また、下図のようにスイッチを用いた回路でも『アクティブハイ(正論理)』と『アクティブロー(負論理)』の用語が用いられます。
左側の回路の場合、スイッチを押す(アクティブ)と、端子電圧VBが高い状態(H:High)になるので、『アクティブハイ』の回路となります。一方、右側の回路の場合、スイッチを押す(アクティブ)と、端子電圧VBが低い状態(L:Low)になるので、『アクティブロー』の回路となります。
補足
- アクティブハイは英語では『Active High』と書きます。
- アクティブローは英語では『Active Low』と書きます。
- 正論理は英語では『Positive Logic』と書きます。
- 負論理は英語では『Negative Logic』と書きます。
まとめ
この記事では『アクティブハイ(正論理)』と『アクティブロー(負論理)』について、以下の内容を説明しました。
- 『アクティブハイ(正論理)』の意味
- 『アクティブロー(負論理)』の意味
お読み頂きありがとうございました。
当サイトでは電気に関する様々な情報を記載しています。当サイトの全記事一覧には以下のボタンから移動することができます。