この記事では『可変抵抗』と『半固定抵抗』について
- 可変抵抗と半固定抵抗の『違い』と『シンボル』
などを図を用いて分かりやすく説明するように心掛けています。ご参考になれば幸いです。
可変抵抗と半固定抵抗の違い
可変抵抗と半固定抵抗の違いは『用途(使い方)』にあります。
可変抵抗
可変抵抗は、抵抗値を頻繁に調整する時に使用します。
例えば、オーディオ機器の音量調整は可変抵抗で行っています。手でつまみを回したりすることで、抵抗値が変わり、音量が変化します。一般的に可変抵抗は機器の正面パネルに取り付けられています。
可変抵抗は抵抗値を調整するために、つまみを頻繁に回すので、回転部の耐久力が必要になります。
半固定抵抗
半固定抵抗は、一度抵抗値を調整したら、その後は抵抗値を頻繁に変えません。
抵抗値を調整した後は固定抵抗器のように使用されるので、半固定抵抗と呼ばれています。
半固定抵抗はプリント基板に搭載され、回路特性の微調整などに用いられています。抵抗値を変えるのは、調整時の時のみなので、抵抗値の変更にはドライバ等の工具を使用します。
半固定抵抗は、抵抗値を頻繁に変えないため、可変抵抗のように回転部の耐久力はそこまで必要ではありません。
補足
- 可変抵抗は英語では、『Variable Resistor』と書きます。
- 3端子の可変抵抗は『Potentiometer(ポテンショメータ)』と呼ばれることがあります。
- 2端子の可変抵抗は『Rheostat(レオスタット)』と呼ばれることがあります。
- 可変抵抗はオーディオ機器の音量調整(ボリューム調整)に使われていたことから『ボリューム』と呼ばれることもあります。
- 機器の正面パネルに取り付けられている音量調整にはVRという略号を使われていますが、これは『Variable Resistor』の略称です。
- 半固定抵抗は、抵抗値を微調整する意味で『Trimmer(トリマー)』と呼ばれることがあります。
まとめ
この記事では『可変抵抗』と『半固定抵抗』について、以下の内容を説明しました。
- 可変抵抗と半固定抵抗の『違い』と『シンボル』
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