この記事では「アウトレット」と「インレット」の違いについて説明しています。
例えば、電気関連の仕事をしていると、「プラグをアウトレットに挿して!」、「電源コードをパソコンのインレットに挿して!」といった会話を聞いたりすることがあると思います。
この時、初めて「アウトレット」や「インレット」という用語を聞くと、「アウトレットって何?インレットって何?」という疑問が生じることはないでしょうか?
この記事ではこの疑問を解決するために図を用いて分かりやすく説明するよう心掛けています。
アウトレットとは
アウトレットは「ケーブルのプラグを挿す穴」のことであり、アウトレットから電気が供給されています。日本ではこのアウトレットのことをコンセントと呼んでいます。
電源タップもプラグを挿す穴が空いているため、アウトレットなります。
なお、「挿す側」と「挿される側」を表現するのに「オス」と「メス」という用語を用いることがあります。アウトレットは「挿される側」なので「メス」、プラグは「挿す側」なので「オス」となります。要するに、対になった凸と凹のうちの凹の方が「メス」であり、凸のほうが「オス」と
なります。
「パソコンのコンセントを挿す」という言葉を聞くことがありますが、この表現は間違っています。コンセントは「挿される側」なので、正確には「パソコンのプラグをコンセントに挿す」となります(少し細かいですかね・・・笑)。
補足
- アウトレットは英語では「Outlet」、「Electric Outlet」、「Socket」といいます。アメリカ英語では「Outlet」、イギリス英語では「Socket」がよく使われてるそうです。
- 電源タップは英語では「Power Strip」と書きます。
インレットとは
インレットは「電子機器への入り口」です。上図に示すように、インレットは電子機器側にインレットが付いていることが多くなっています。
電源コードの一方を電子機器のインレットに、他方をアウトレットに挿すことで、アウトレットから電子機器に電気が供給されるようになります。
なお、インレットに挿すプラグはインレットプラグと呼ばれています。
補足
- アウトレットは英語では「Inlet」といいます。
【補足】アウトレットの電圧
日本のアウトレット(コンセント)の名称は上図のようにニュートラル、ライブ、アースで構成されています(アースがない2穴の場合もあります)。
ニュートラルとアースはほぼ同電位となっているため、「ニュートラル-アース間」はほぼ0Vとなります。
一方、ライブは電位が変動しており、「ライブ-ニュートラル間(ライブ-アース間)」の電圧はAC100Vとなります。
補足
- ニュートラルはコールド、ライブはホットと呼ばれることがあります。
- ニュートラルとライブは穴の大きさが違っており、ニュートラル側が少し長くなっているため、見分けができます(左側のニュートラルは縦9mm、右側のライブは縦7mmとなっています)。
まとめ
この記事では「アウトレット」と「インレット」について、以下の内容を説明しました。
当記事のまとめ
- アウトレットとは
- インレットとは
- アウトレットの電圧について
お読み頂きありがとうございました。
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